モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

2018-01-01から1年間の記事一覧

おでんの思い出

togetter.com おでんの具、にもいろいろあるんやな。おもろいな。 おでん、言うたら、若い頃、仲間と話しとった時にな、おそ松くんに出てくるチビ太が持ってるおでんの具、あれ何やねん?っちゅう話題になったことがあるねん。でな、具のひとつが「チクワブ…

ものすごいこと

今まで生きてきて、その中で見たこと、知ったことの中で、何が一番ものすごいことかって、芋虫がサナギになって蝶になる、あれほどすごいことはない。今まで葉っぱの上で、うだうだと生きてきた幼虫が、「もうすぐ空飛べますよ」ってなって、サナギという生…

雑感 2018年10月

10.14"生徒が知らなければならないことを教えるのが教育だ。生徒が理解できないなら、理解できるように工夫するのが筋である。「理解できない人がいるから教えないようにすればいい」というのはもはや教育ではない。単なる教育の放棄だ。 そもそも「数学は理…

仕事は人間を向上させる、もっとも大切な行為である

女性や失業者、障害者たちは「私たちに働く機会を!」と訴える。一方で、労働者たちは「残業も休日出勤もやめてくれ!」と叫ぶ。 そんな世の中を見ながら、大きな矛盾、というか、根本的な疑問を感じている。それはここ十年くらい、ずっと考えている疑問だ。…

昨夜の異常な入閣ニュース速報についての仮説

昨夜のNHKのニュース速報は異常だった。リビングである番組を見ていたらニュース速報が流れてきた。けたたましいチャイム音と「ニュース速報」というひときわ目立つ文字。あれを見ると、いつもドキッとする。またどこかで地震が起きたのだろうか、国内で航空…

雑感2018年8月・9月

8.5東京に来る時は息子のところに泊まるのだが、情報系の学生なので、ちょっと話すだけでいろいろと教えてくれる。昨日も画像認識で困っていることを聴いたら、ものの30分ほどで「できたよ」ってサンプルを見せてくれた。息子に教えられることの方が多くな…

新潮45の廃刊で、問題の本質に蓋をしてはいけない

自民・杉田水脈議員のLGBTについての寄稿から始まった一連の問題ーーー杉田氏のLGBTへの見解、それに対する懸念と非難、杉田議員の「だんまり」、杉田議員を擁護する意見を集めた特集を出した新潮45と、それに対する強い非難、新潮社社長の声明と新潮45…

タイマーズに叱られているような今

同世代のアーティストで、若い頃はさして興味がなかったのに、歳をとってからその価値がわかってくる人がいる。今、僕がそんなふうに思うアーティストのひとり(ひとつ)が、タイマーズだ。タイマーズの曲は、メッセージの塊だ。「ほんとうの世の中はこうだ…

独裁は、悪人が一人でやる政治ではない

「安倍独裁」というと、独裁ではない、と否定する人がいるけど、今回の自民党総裁選の状況を見て独裁だと思わないのは「安倍がやることなら何でも良い」という色眼鏡で見ているとしか思えない。 「独裁」って、なにもひとりのわがままな暴君が起こすものじゃ…

生産性で人間を測る時代に・その2

自民党の杉田水脈議員が、「LGBTの人々は生産性がない」と述べたことが、大きな波紋を呼んでいる。その多くは杉田議員に対する批判だと思うが、残念ながら議員を擁護する意見もある。僕が見た「擁護論」の主旨はこうだ。「杉田議員は子供を産まないという事…

生産性で人間を測る時代に

近頃は「生産性」という言葉で人間まで評価する世の中になったらしい。アホな政治家もいるもんだ、と思ったが、それを擁護する人もいるのには驚きを通り越して、心が重くなる。50年前のこの演説を聞いてほしい。こういう理想を掲げ、それが希望と感じられた5…

雑感2018年6月〜7月

6.2久しぶりにTEDを観てみようと思いたち、タイトルで「面白そう」と直感したものを見てみたら、どれも面白かった。そのひとつがこれ。こういう嘘なら、いいな。www.ted.com 6.4全ては読みきれてないし、サッカーの深いところはわからないけど、集団的と組織…

雑感 2018年6月・7月

6.1 安倍政権が続けば、まじめに仕事をしよう、嘘はダメだ、法律を守ろう、という人はどんどん減っていく。で、日本は加速度的に劣悪な国になっていく。十年後、中国人が「日本の製品は買っちゃダメよ。嘘だらけの粗悪品だから」って言ってるかもね。日本の…

コミュニケーションは幻想かもしれないが、それでいい

以前、ある著名な数学者の講演を聴いたことがある。一般向けの講演だったが、場所が大学だったこともあってか、講演者は他の研究者・学者にむけて話しているようで、話の本質を捉えるのは難しかった。自分がどこまで理解できているかを測る尺度さえわからな…

手書きのノートと情報の再構成

京極夏彦氏はここまで「読みやすさ」を追求していた 版面の細かい制御のため、InDesignで小説を執筆 | JBpress(日本ビジネスプレス)京極夏彦氏の言ってること、すごくわかる。学生時代、授業のノートを友だちに貸した時、「君のノートは読みやすい」と言われ…

人生の土台作り

昨夜の、SONGSスペシャルで、宇多田ヒカルさんがこんなことを言っていた。 もし今、つらくても、そのつらさがあるから、この先、たとえば五年後、十年後、よりよい人生になるかもしれない。もっと幸せになれるかもしれない。そう考えると、どんなことでも、…

パラリンピックなんて、やめちまえ!

タイトルを見て即座に、お前は何を言ってるんだ!いい加減にしろ!と思った人は多いと思う。でも、ちょっと僕の意見を聞いてほしい。僕はパラリンピックをやめろ、という理由を。 今やパラリンピックを知らない者はほとんどいないだろう。ウィキペデイアによ…

「お金で買えないもの」がある社会

www.ted.com最近、朝早く目が覚める。朝からネットをするのも気が引けるし、本を読む気にもなれない。そこで、撮りためていたTV番組を見ることにしている。中でもお気に入りが、「スーパープレゼンテーション」だ。TEDの中から選りすぐりのスピーチを紹介し…

「働かざる者 食うべからず」が意味すること

「働かざる者食うべからず」という言葉がある。出典は新約聖書の中の「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」という一節だそうだ。「働こうとしない者」という表現からわかるように、この言葉は働く能力をもっているのに働こうとしない者に向け…

財務省セクハラ問題の問題

巷の注目を集めている財務省のセクハラ問題では、官僚の「思考」について、大きな矛盾と問題が露呈したと思う。財務省はセクハラを受けた記者に対し、名乗り出て財務省の顧問弁護士へ情報提供をおこなって欲しいと、財務省の名前で「依頼」した。これは大き…