2013-01-01から1年間の記事一覧
下の文章は、3年以上前に別なブログに書いたものだ。この時危惧していた問題が、今、新たに、より深刻な問題として僕たちに襲いかかろうとしている。今、「情報の保護」の名のもとで行われようとしていることは、人々の自由な思考や行動を押さえつけ、創造…
クーリエ・ジャポン2013年11月号の特集「そして『理系』が世界を支配する。」は、大きなインスピレーションを受けた。センセーショナルなタイトルはともかく、個々の記事について賛成・反対といった単純な意見や、好き・嫌いといった感想ではなく、もっと複…
カレーライスとハンバーグとラーメン、一番おいしいのはどれ...?仲間と議論するには面白い質問かもしれないが、誰もが納得する客観的な答えはないだろう。例えば、「うまいラーメン」と「まずいラーメン」なら、まあ大方の意見は一致する。しかし、「うまい…
少し前のことになるが、モリサワ文字文化フォーラムを聴講した。今までも何度か参加させてもらったが、毎回、知的な刺激をもらえるたいへん良質のイベントだ。今回のテーマは「和歌に詠まれた四季」。講師は冷泉家の第25代当主為人氏のご夫人、冷泉貴美子さ…
この春、生まれて初めて(そしておそらく人生で最後になるだろう)東京大学の入学式に参列した。ハリーポッターの世界のような、秘密の儀式めいた雰囲気が面白かったが、正直に言うと、壇上に立った人たちの話はたいして印象に残らなかった。日本が今、様々…
コンサルタントという職業に疑問がある。今までろくな人に出会ったことがない。例えば、もう10年ほど前、起業を考えていた頃に「起業塾」なるものに参加したことがある。その時、歴史ある某上場企業出身の経営コンサルタントに事業のアイデアや進め方を相…
はっきり言って、僕は3日坊主だ。日記帳に書き込むのは最初の数日だけ。ダイエットを始めてもすぐ挫折。本を買っても読み終わる前に飽きてしまう。いつも「これは素晴らしい!」「これしかない!」と勢い込んで始めるのだが、やり始めると熱が冷めて、他の…
Facebookのシェアで知ったこの動画、一目見て、この9歳の子ども(と呼んで良いのだろうか)に圧倒された。この子がどんな子どもで、何をやっているのかはまったく知らないが、この動画だけで十分だ。子どもを未完成の大人としてみるのではなく、大人にはな…
明日が納期なのに、まだ半分もできてない。徹夜は必死。もちろん助っ人も投入しなければ。色々気になるところはあるが、細かいところは目をつぶって、とにかく間に合わせるしかない!よくある制作現場の風景ではないだろうか。(うちの会社だけではないと思…
自身、小さな企業を経営する身ではあるが、「経営者」と言う言葉にはずっと馴染めないでいる。売上や利益、雇用と言った「企業的なもの」と、個人としての生き方や価値観の間に、何か大きな溝があるように思える。それをどのように解決すればよいのかがはっ…
以下は、関西ネットワーク・システム(KNS)のメンバーズコラムに寄稿した原稿である。以前書いた「立場という怪物から逃れる生き方」が下敷きになっているが、僕の仕事観をまとめるよい機会になったと思うので、その一部をこのブログにも載せておくことにし…
先日、某異業種交流グループのウェブサイトにコラムの原稿を書いたのだが、気が変わって全く別なテーマで書きなおしたため、最初の原稿が不要になってしまった。最初の原稿も人に見せたくないわけではないので、このブログに記録として載せることにした。 以…
先日、「国民総自営業制を提言する!」というブログを書いたら、「それって結局、経営者の立場で労働力を安易に使おうと言う魂胆では?」と言う反論を受けた。これは思っても見なかったことなので、もう少しこの提言について説明したい。 僕は、大企業で約1…
SNSを通じて、人の様々な面を見ることができる。意外な趣味、日常生活、普段の付き合いではわからない考えなど、その人をより深く知ることができるのは、SNSならではの面白さだ。しかし中には、ネガティブな印象を持ってしまう人もいる。特に、投稿が自分の…
日本を元気にするために、2つの具体的な施策を提案したい。 ひとつは、国民総自営業制。 もうひとつは、土曜日半ドン制度だ。 1.国民総自営業制 字句の通り、すべての国民が自営業になる制度だ。必ずしも経営者になれと言うのではなく、会社や組織に属し…
何かを始めようとする時、何かを知りたいと思う時、偶然、関係のある情報が得られることがある。「偶然」と言うより、こういうことが知りたい、と思うと、そういう情報がむこうからやってくるかのように感じる。これは「偶然」とか「神様が導いてくれた」と…
ある駅前で、道の向こう側に渡るために歩道橋に上がった。 歩道橋のに上には誰もいなかった。見下ろす横断歩道では、何百と言う人々がひしめき合って歩いているのに、歩道橋の上の僕には誰ひとり気づかない。僕は、都会の真ん中で透明人間になった。 歩道橋…