モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

地に足をつけるな

"僕は学者だとか芸術家だとかいった仕事をする人は、どちらかというと浮世離れしていなければならないと思っています。片足は地面に着いているけれど、もう一方の足はどこか別の所に突っ込んでいる。それぐらいじゃないと、そもそも学者や芸術家にはなれませ…

翻訳者

どんな分野でも、それを突き詰めてやっている専門家と、まったくそのことを知らない一般人の間に、広い意味で「翻訳者」と呼べる人がいる。「翻訳者」は、外にいる人にはわかりにくい専門知識の本質を的確に理解して、それを一般人が理解でき、面白いと思え…

会下山公園を淀川長治さんが紹介したら

今日、ご紹介するのは、会下山公園という公園なんですね。この公園、1903年に作られました。1903年というと明治36年ですね。すごく古い、古い公園なんですね。実は、あの平家物語にも「会下山」という名前、出てくるんですね。私、それを知って、たいへん驚…

「途中のもの」に目をむける

徒歩通勤になってからの変化は色々あるけれど、その中でも、多くのことに関係する、少しおおげさにいうと「生き方が変わった」といえるもののひとつは、「途中」に目を向けるようになったことだと思う。 以前は、移動は、僕にとって、目的地に行くための手段…

木星と土星

今月の後半、クリスマス近辺に、木星と土星が、夕方の西空に並んで見えるそうだ。その見かけの距離は月の直径の5分の1まで近づくというから、肉眼だと「超明るい二重星」のように見えるはずだ。これだけ近づくのは「1226年3月4日の夜明け前以来」(C…

好き勝手

三十までは世間知らずで好き勝手言ってた。四十の頃は世間ズレして好き勝手言ってた。五十を過ぎ世間離れして好き勝手言ってる。

ケムール人のO君

大学時代、同級生のO君は、「わたしゃ(と自分のことを呼んでいた)、夜な夜な、ケムール人の真似して夜道を歩いてんだ。道行く人がみんな、怪訝そうな顔するのが面白いんだ」とつぶやいた。 僕たちは「アホなことすんな」と言った。しかし、O君の奇行は、何…

話が盛り上がる人、長く付き合える人

話が盛り上がるのは、 好きなものが似てる人。長く付きあえるのは、 嫌いなものが似てる人。

青臭い理想がなければ、生きるのは面白くない

2020年11月27日の毎日新聞に、こんな記事が載りました。(正確に言うと、読んだのは、毎日新聞の元記事を引用した、Livedoor NEWSの記事です) 京都大(京都市左京区)で27日、シンボルの百周年時計台記念館に学生らが登って垂れ幕を出すなどし、制止する職…

最初の一文字

文章を書く仕事では、なかなか最初の一文字を書き出せないことがあります。早くやらなくちゃ、という気持ちを、もう少し待ったほうがいい、という気持ちが抑えるんですね。それは、その言葉がまだ自分の中で十分熟していないということに、自分自身が気づい…