モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

RADIO SAKAMOTO最終回

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J-WAVEで20年続いた長寿番組「RADIO SAKAMOTO」。3月5日に放送された最終回に坂本さんが出演できなかったのはとても残念なことでしたが、坂本さんの代わりに大貫さんがホストを務めたのは、そして、高橋幸宏さんへのトリビュートの回だったことは、その時最後の病床にあったであろう坂本さんにとって、とても幸せなことだっんじゃないかと思います。

まるで、まだ坂本さんに声が届くうちに、近い将来やってくるお別れの前の最後の言葉を大貫さんが坂本さんへ告げているような、そして坂本さんはまだ声を出す力が残っているうちにみんなへの感謝の気持ちを伝えようとするような最終回でした。
最後に、大貫さんが代読した坂本さんからのメッセージ、「それじゃあ、またね」の言葉に、涙がにじんでしまいました。

この番組は 2003 年に始まったので、今年でちょうど20年。ずいぶん長寿な番組となりましたが、とうとう最終回となりました。
始めた当初は 2 ヶ月に 1 回などというふざけたやり方でいいのかなと思っていましたが、やり始めると 2 ヶ月とは思ったより早く来てしまうというのが実感でした。

こんなに長くこの番組を続けてこられたのは、リスナーの方々あってのことです。本当にありがとう。

オーディションコーナーにも数え切れない数の投稿をしてくださり、僕たちはいつも聞くのが楽しみでした。 2014 年 9 月から U-zhaan、長嶋さん、そして、 2020 年 9 月から蓮沼さんも加わり、今の 3 人のスタイルになりました。長い間ご苦労様。そして、コトリンゴさんは 2006 年 3 月のオーディションにデモテープを送ってくれたんでした。

大貫さんをはじめ、僕の代役としてナビゲーター役を引き受けていただいた皆様。ありがとうございました。また裏で番組を支えてくれた J - WAVE のスタッフ。そして、台本書きから録音、ディレクション、選曲などなどマルチな活躍をしてくれた中村祥一さん、本当にご苦労様。

最後に忘れてならないのは、 こんな番組を長年に渡って作らせてくれた、懐の深い J - WAVE とスポンサー企業の皆様に大きな感謝を。

それじゃあ、皆さん、またね。

坂本龍一

prtimes.jp