モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

ケムール人のO君

大学時代、同級生のO君は、「わたしゃ(と自分のことを呼んでいた)、夜な夜な、ケムール人の真似して夜道を歩いてんだ。道行く人がみんな、怪訝そうな顔するのが面白いんだ」とつぶやいた。

 

僕たちは「アホなことすんな」と言った。しかし、O君の奇行は、何か世の中に足らないものを補ってくれていたのかもしれない。僕たちは、O君を揶揄いつつ、そんな気がしていた。

 

もしかしたら、あの時のO君は、バランスを崩した地球に潜り込んだ、本物のケムール人だったのかもしれません(←石坂浩二の声で)。

 

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