モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

2020-01-01から1年間の記事一覧

すぐ忘れる

最近、自宅からオフィスまで、歩いて通っている。少し前までは自転車を使っていたのだが、なくなってしまったのだ。撤去されたのではないようなので、おそらく盗まれたのだろう。すぐに代わりの自転車を買うわけにもいかず、もともと健康のために、電車をや…

どうせ後悔するなら

生きていると後悔することだらけだ。間違ったことを信じてしまった後悔。 それを他の人に伝えてしまった後悔。 逆に、これは違うな、と思ったのに何も言わなかった後悔。最悪なのは、自分は違うと思ったのに、他の人がそうしているからという理由でそれに従…

小保方さんの実験ノートと記録することの大切さ

少し前、世間を賑わした「STAP細胞事件」。理化学研究所の小保方晴子さんが発見したSTAP細胞は、実は捏造だったのではないか、という疑惑が強まり、さまざまな検証が行われた。STAP細胞が存在しないという結論にいたった、その傍証のひとつに、実験に関する…

「オオカミと少年」のメディア

「オオカミと少年」という童話がある。イソップ童話のひとつで、原題は「嘘つき少年」というらしい。その内容は誰でもしっているだろう。羊飼いの少年が、ひまつぶしに、「オオカミが来た!」と嘘をつきはじめる。村人は最初とまどうが、やがて少年の言葉を…

ほんとうの顧客満足を

アップルが、マスクを付けている人でもログインできるようにiPhoneの顔認証システムを改良中、という記事がSNSで流れてきた。反射的に「さすがアップル」だと思った。 新型コロナの波を受けて、毎日マスクをつけて生活していると、iPhone(正確にはiOS)の顔…

「緊急事態」の議論で見落としがちなこと

digital.asahi.com 憲法学者・石川健治さんのオピニオン。今話題の「緊急事態」について、私たちが何を見落としているのかに、気づかされる意見だ。 「犯人は身内にいる」という視点 緊急事態の議論には2種類あります。何が緊急事態かを問題にし、独裁権力…

【西元町ニュース 2020年4月3日】発酵食品に感染せよ!ある町の食堂の生き残り戦略

飲食店に大逆風が吹き荒れる中、西元町のカッコいい野菜食堂・堀江座が、持ち帰り専門店に変身した。店主の 堀江 斉 (Sei Horie) さん(40才くらい?)は「三日間、国内外のさまざまな情報を見て、これしかないと思った」と、突然のリニューアルに踏み切った…

小咄

各国の首脳が乗りあわせた船が、大洋の真ん中で突然、沈没しはじめた。自国のリーダーを救うため、それぞれの国の民間船会社は救助船を派遣した。危険を顧みず、自発的に救助にやってきた自国の船会社の社員に、各国のリーダーは次のように述べた。 習近平「…

"Social Distancing"と"Social Distance"は意味が違う

Facebookで、翻訳家の青木 薫さんのコメントをみて、はじめて知ったのだが、"Social Distancing"と"Social Distance"は、意味が違うのだそうだ。 今、新型コロナウィルス対策としてやっている「人と人の距離を十分取る」ことは、"Social Distancing"が正しい…

ウィルスは私たちに「働く」ことを考え直させるだろう

今日、うちのオフィスに、神戸大学の学生がやってきた。彼は、学生の「長期インターン」を広めたいと、友達とベンチャー企業を興したという。その「営業」に訪れたのだ。一通り事業の話を聴いた後(長期のインターンを広めることで、ミスマッチをなくそうと…

なぜ書くのか?(G.オーウェルの遺言)

全体主義国家の恐怖を描いた近未来小説、「1984」の著者として知られるジョージ・オーウェルは、「なぜ書くか?」という短いエッセイの中で、文章を書く理由(動機)には、次の4つがある、と述べている。 「単なるエゴイズム」。これは、有名になりたい、人…