モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

雪玉を作ること

子供頃、めったにない雪の日は、雪玉を作って遊んだ。まず、雪を集めて小さな玉を作る。しっかりとこねて、くずれない、適当な大きさの玉にする。次に、雪の上で、その玉をころがして大きくする。最初は小さな雪玉に雪をつけるのは大変だが、ころがしていくにつれて少しずつ大きくなり、やがて急速に大きくなっていく。大きくなった雪玉は、雪だるまになる。

 

仕事も雪玉作りと同じではないかと思う。

新しい仕事に取り組むとき、本を読んだり、人に聞いたりして、核となる知識や考え方を集める。それは、一生懸命、手でこねてつくる小さな雪玉だ。

そして、その知識や考え方を実際の課題に使ってみる。使えば使うほど、また新しい知識や考え方を習得し、能力はより広く、深くなる。経験が増えるほど、能力が向上し、仕事も早く、正確になる。これは、雪玉を転がしながら、大きくしていく過程と似ている。

最初にしっかりした核を作ること。そして、それをどんどん転がすこと。そんなことを意識しながら日々の仕事に取り組めば、また成長できそうだ。