モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

企業中心主義から脱却せよ

これまでの日本の政治(つまりは自民党の政治)は、要するに「企業中心主義」であり、「企業社会主義」だと思う。たくさんの補助金助成金を企業にばら撒き、企業もそれをあてにして経営している。

 

しかし、たとえば、新商品の開発を支援する補助金助成金は数多あるけど、それで画期的な新商品を開発して、それをもとに自立した経営をやっている企業が、どれほどあるのだろうか。

 

補助金に代表される企業主義は、戦後の復興から急速な経済成長をした時期には、薬としての効果があったとおもう。しかし今は、不要な業界や企業を生きながらえさせ、この記事のように不正の温床にもなり、健全な経済循環を阻害する「薬害」になってしまつている。

 

この状況から脱却するには、ぼくは、一刻も早く企業主義から個人主義へ移行すべきだと思う。まず個人が自立し、自立した個人が、新しい形の組織を作るのだ。個人の創造性を生かせる、機動的で流動的な組織だ。
 
そのような社会では「働かされている」という受け身で抑圧的な感覚はなくなり、個々のモチベーションと合致した、能動的で創造的な人生を送ることができるはずだ。

 

そんなこと言っても無理だろう。と考えるのは、かなり企業主義に侵されてしまっているのです。ぼくは、副業でもいいから、小さなビジネスをやってみることをお勧めします。問題が何かが実感できるし、思ったほど難しくないと感じるかもしれないし、仕事に対する考え方は絶対変わると思うので。

 

なにより、もし自分にあった仕事が見つけられたら、幸せじゃないですか。