2022-11-08 月食の夜 駅からの道、空を見上げながらキャッキャとスマホで写真を撮る高校生たちとすれ違いながら、「ふふ。私はマンションのベランダから俯瞰の街と広い空をバックに赤い月を撮影するのさ」と、彼らと月には脇目も振らずに帰ったものの、ベランダに出てみると角度的に建物の影になって月が見えない‥。 仕方なく、廊下で無味乾燥なコンクリートに囲まれて月を見上げる。高校生たちを羨ましく思いながら。