モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

社名に込めた思い

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先日、ある短いインタビューを受けた。「どんな価値観をもっているか」について話してほしいいうことで、思いつくまま話をしたのだが、その流れの中で、うちの会社の名前の由来を話していた。


内の会社の社名は、XOOMS(ズームス)という。映像制作がメインだったので、「ズーム(ZOOM)」という響きと、当時、’OO”が社名につく会社は大きくなる(たとえばYahoo!Google)というジンクスがあったこともあるが、れっきとした意味もある。XOOMSは、’eXperimental Object-Oriented Media Syndicate’からつけた名前なのだ。


最初のexperimentは、実験(の)という意味。あたらしいもの・ことを、試行錯誤しながら、自分たちの手で創り出したいという思いがあった。実はその頃(今でも)、[All life is an Experiment’=人生はすべて実験である、というラルフ・ワルド・エマーソンの名言がえらく気に入っていたのだ。

次のobject-orientedは、「オブジェクト指向」というプログラミング用語だが、ここで込めた思いは「目的志向」の人であれ、すなわち、ただ言われたことに従うだけではなく、自律した個人であれ、ということがある。
そして、Mediaは、メディア。映像やコンテンツ制作が主要業務であることとから、世の中の「媒介」するような仕事をしたい、という思いを込めた。

Syndicate、シンジケートは日本では裏の組織的なイメージもあるが、「いい意味での悪さ」(というと変な表現だが)をもった組織、とんがった集団でありたい、という思いから選んだ言葉だ。


こうやって社名に込めた思いを久しぶりに思い出してみると、自分の考えは、ずっと変わってないな、と思う。日々、思いつくままに動いている割には、けっこう芯はぶれてないじゃないか、と思う。ただ、理想と結果はけっして一致しているとはいえないけれど。

とにかく、社名にこめた思いを思い出せてくれたインタビュワーのIさんに感謝だ。あとは、実行と結果のみ、です。はい。