モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

偶然と必然のあいだ

世の中、計画通り、計算づくめだと息苦しく感じてくる。こんなことやっていても、何も新しいものは生まれない!、と叫びたくなる。

かと言って、風まかせでその日暮らし、と言う生き方がが良いとも思わない。それでは社会に役立つものは生まれない、とつぶやきたくなる。(そういう生き方を実際にしたわけではないが。)

必然の生き方と、偶然の生き方。僕が思う理想の生き方は、その間にあるように思う。目標をしっかり持ち、そこに進みながらも、たまに道を踏み外し、他のものを見る。そういう人生を送ることができれば、どんなに幸せだろう。

「偶然」は、ゴルフやカラオケ、飲み会等で遊ぶことではない。それらは、「必然」の生き方の中の、単なる息抜きでしかない。既定路線のストレス解消にすぎない。ほんとうの偶然はもっと、チャレンジングなものだと思う。そもそも、道を外すというのは勇気のいる行為だ。踏み出す瞬間に、ドキドキとワクワクが混ざったような感覚がおそってくるとすれば、求めている偶然に近づいているのかもしれない。

もうひとつ付け加えれば、偶然を求めて行動する、と言うのはそもそも矛盾したことだから、まあ、あまり考えすぎず、自分の本能を育て、信じるしかないのだろう。