モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

「えんとつ町のプペル」と自由通貨

えんとつ町のプペル」を観た。

 

クリテイテイブとファンタジーの面では、間違いなく第一級の映画だ。それ故にそれほど話題になってないことに違和感があるわけだが、そのことは置いておくとして、そんな映画作品としての素晴らしさとは別に気になったのが、映画に出てくる「通貨L」。これが何なのかはネタバレになるから詳しくは書かないが、とにかく、素晴らしいクリテイテイブ性やファンタジーあふれるストーリーの中で、この「通貨L」が心に引っかかった。そんなところに注目するのは少し偏った見方かもな、とも思った。しかし、映画の後、ネットを見ると、僕と同じような人は結構いるようだ。そして、原作者の西野氏のブログを読むと、彼自身「通貨L」は、この物語の中でけっこう重要なものと考えているらしいことがわかった。

「通貨L」の出典は、シルビオ・ゲゼルが提唱した自由通貨らしい。時間とともに価値が減る通貨。完全に直感でしかないが、今、見直す価値がある考えかもしれない。そんな気がするのである。