モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

物足りなくなる未来と人間の素朴な美しさ

たとえば、美術館で、まだコンピュータがない時代の手書きのデザイン画を見ると、たとえそれが人間の素晴らしい才能によって創られたものであっても、何か古めかしさを感じてしまう。そこには、当時の道具や、人間そのものの制約があるからだ。


同じように、今、素晴らしいと感じている音楽や舞台のライブパフォーマンスも、近い将来、まったく物足りなく思うのかもしれない。未来の僕は、昔はこれで満足してたんだな、と言っているのだろうか。

 

‥‥と書きつつ、人間は人間のすることに一番関心があるわけで。才能ある人が出会った時に生まれるものは、それが素朴であるほど、眩しく感じるのもまた真実。
—-“Here comes the sun. I say it’s all right