モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

森友問題が「下世話な問題」だからこそ生まれた失望と不信感

business.nikkeibp.co.jp


昨日の続きとして、もう少し。

この小田嶋氏による記事、今回の騒動の本質をズバリ言い当ててると思う。


そう、森友問題は下世話な問題だ。

そんな下世話な問題に、強弁と隠蔽とはぐらかしを重ね続け、自分で墓穴を掘っていく政府への失望と不信感。それこそが、この騒動から一般人が感じる、正直な感想だと思う。


この政府は、こんな「小さな」問題にも慌てふためき、落ち着いて処置できないのか、という失望。

この政府は、他のももっと重要な(すなわち「下世話」ではない)問題でも、トップ官僚・メディアとグルになって、ずっと嘘をつき続けてきたんだろうな、という不信感。



昨日も書いた通り、この問題の焦点はある時点から、教育方針とか100万円の寄付とか国有地の不明瞭な払い下げとかじゃなくなったわけだ。

問題の本質は、こんな政府・官僚がトップで政治を行っていて大丈夫なのか?という疑念と不安なのだ。

少なくとも、この政府には安全保障やテロ対策、外交なんて怖くてまかせられないよね、まかせちゃだめでしょ、と言う、ある種の「確信」が一般庶民に生まれてきている。それが、この騒動の「成果」だろう。


その意味では、森友問題はもはや、下世話な問題じゃないのかもしれない。