モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

国民総自営業制と土曜日半ドン制を!

日本を元気にするために、2つの具体的な施策を提案したい。

ひとつは、国民総自営業制。

もうひとつは、土曜日半ドン制度だ。

 

1.国民総自営業制

字句の通り、すべての国民が自営業になる制度だ。必ずしも経営者になれと言うのではなく、会社や組織に属していてもよい。ただ、現在のような会社に全てを委ねる「雇用」ではなく、あくまでも自営業として契約を基に在籍する。イメージとしては、プロ野球選手に近いものだ。

国民総自営業制のメリットは、

1)コストや利益への関心が高まり、効率化が進む。

2)「リストラ」や「就活」に苦しまなくてすむ。

3)因果応報を思い知るので、クレーマーになりにくい。

と言ったことがあげられる。

 

キャバクラみたいに、労働者を搾取する制度じゃないのか?と言う批判があるかもしれないが、全く逆だ。この制度になれば、経費は正しく認められる。仕事に投資したものは経費になるから、まじめに努力するものに有利だ。

また、売上を上げコストを下げれば、それが自分の収入となる。能力のない上司が評価する成果主義より、ずっと受け入れやすいだろう。

そして、売上の交渉も自分でできるわけだから、結果はどうであれ納得できる収入が得られる。

 

そもそも現在労働人口の大半を「サラリーマン」が占めている状況が異常だと思う。産業革命後、効率化のために会社や組織に雇用されるシステムが当然のごとく思われてきたが、そろそろ破綻のきざしが見えているではないか。
新しいシステムで根底から変えなければ、立ち行かなくなるのではないだろうか。

 

2.土曜日半ドン制

僕が子供の頃、学校も会社も、土曜日は半ドンだった。すなわち、土曜日の午前中は勉強や仕事をしていた。土曜日は学校が終わっても、まだまだその日は時間がある。友だちと遊ぶも良し、プラモデルを作るも良し、スポーツや習い事もよし。多様な時間を過ごすことができた。

週休2日は、土曜日がまるまる休みなのだから、理論的にはもっといろんなことができるはずだ。でもなぜか充実感がない。だらだらと過ごしてしまう。朝から休みだとなまけてしまうのだ。
半ドンは、仕事(勉強)と言う緊張した時間が終わり、しかもまだ一日の半分が残っている言う、「緊張の後の開放感」が「幸福感」に昇華され、クリエイティブな行動を誘発するのだと思う。

午前中一緒にいた仲間(友だち)と、そのまま共同で(つるんで)何かをすることも容易だ。完全休日だと、わざわざ呼び出すのが面倒くさい。土曜の午後は「わざわざ出かける」のではなく、「帰り道にふらっと」という寄り道感覚が良いのだ。映画館や本屋にもいけるし、レストランや居酒屋にも立ち寄りやすい。半ドン制は、経済も活性化させる。

半ドンの午後の空気は、人の心を回復し、元気にしてくれる。きっとそうだ。

 

と言うわけで、国民総自営業制と土曜日半ドン制を実現し、再び活気ある世の中を取り戻しましょう!

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