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モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

ランチェか、スペキュラトゥールか

社会学者パレートによると、世の中の人間は2種類に分けられるそうだ。スペキュラトゥールとランチェの2種類だ。(ちなみに、ともにフランス語。パレートはイタリア人だが、出典「心理と社会」はフランス語で書かれている。)

 

スペキュラトゥールとは、英語のSpeculative=「投機」と同じ語源を持つ言葉。日本語の投機は否定的なニュアンスが強いが、パレートは「可能性を追求する人」と言う意味で使っている。一方の、ランチェとは英語に訳すとStockholder=「株主」と言う意味。型にはまっていて、着実にものごとをやるが、想像力に乏しい、保守的な人間を示している。

パレートは、常に新しいアイデアを出し、世の中を変えていくのは、前者、スペキュラトゥールだと言う。

 

仕事だけでなく、あらゆる活動で最も大事なことは、アイデアだと思う。何もアイデアを出さなくて平気でいる人を見ると不思議でならない。ものごとを良くしよう、人々に喜んでもらおうと考えれば、アイデアが必要なはずだ。何も考えない、あるいは考えていても何も言わない・行動しない人々のことが、理解できない。

 

パレートの言葉に従えば、ランチェはランチェだとあきらめるしかないのだろうか。ランチェの考えを変えるよりも、別なスペキュラトゥールを探すほうが良いのかもしれない。おそらく仕事が与えられればしっかりやってくれるのがランチェの良いところなのだから、その中で良い貢献をしてくれればよい、と割り切れるのがよさそうだ。

パレートさん、少し気が楽になりました。ありがとう。