読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

スタッフへの手紙

今までみなさんと話してきて、何か基本的なことが足らない、伝わっていない、とずっと思ってきました。

 

制作に関わるスキルとか技術力とか、そういうものではなく(それはそれで重要ですが)、この会社で働く上での、もっと根本的な考え方のようなものです。

そして、それは僕や会社のためだけでなく、みなさん自身のためになると信じていることです。

 

それをまとめてみました。

もう一度、自分自身を振り返り、何ができるか、何をするべきかを考えてください。

 

1.広げる

自分の視野をもっと広げてください。自分ができることを増やしてください。

自分で限界を決めないようにしてください。自分ができないことから、目を背けないでください。

他の人がやっていること、世の中でおきていることを、もっと見てください。意識して、自分のテリトリーの外へ出てみてください。人間は意識しないと視野が狭くなってしまうことを、常に自覚してください。

 

仕事には常に新しいことが要求され、それに対応するためには、常に努力と成長が必要です。逆に努力や成長がないものは本当の仕事ではないし、長続きしません。

また、未来の仕事に向かって準備をしておかなくては、常に後追いの人になってしまいます。

 

自分自身を広げることは、作ることや貢献することの基礎になるものですし、何よりも自尊心につながるものです。自分自身の成長を実感するのは、気持ちが良いものだと思いませんか。

できない理由を考えるより、まず動いてみてください。

 

そして、自己を広げるためには、時に、今まで自分が築いてきたものを一度壊す必要もあることも付け加えておきます。

 

 

2.作る

何かを作ること。プロトタイプでもよい。不完全でも良い。何かを作り続けることを、もっと意識してください。

ただ頭の中で考えるだけでは意味がありません。手や体を動かし何かを作り、人の目に晒すことで、はじめて次が生まれてきます。

厳しいことをいうなら、そういう気持ちを持てない人は、今の仕事に向いていないと思います。

 

他人の不完全なところを批判する暇があったら、何かを作ってください。それを見せることが、一番説得力がありますよ。

仕事の対価がもらえるのも、新しい仕事を受注するのも、何かを作って見せることしかないことを、もっと自覚してください。

 

補足しますが、「作る」と言うのは、映像やコンテンツだけを言っているのではありません。

新しいサービス、仕事の仕組みやビジネスモデルも「作る」対象です。むしろ、そういうレベルで考えて欲しい。今までの経験や常識といった、狭い範囲にとらわれないでほしい。

 

人は何かを作ることで、はじめて社会に参加できる。それが僕の考えです。

 

 

3.貢献する

クライアントに喜ばれること。他の仲間を助けること。会社に役立つこと。社会をより良くすること。

最終的にそういう貢献につながることで、その仕事が本当の意味で完了します。ただ自己満足の作業は、趣味でしかなく、会社として求めるものではありません。

 

逆に、何かに貢献しようと真剣に思えば、せまい範囲に閉じこもってはいられなくなるはずです。自身を広げ、新しいことを学び、何かを作らねばならいことがわかってくると思います。自然に、積極的な行動が生まれると思います。

 

今の仕事の多くは、単に目先の利益を求めるのではなく、他人や社会に貢献しやすい仕事だと自負しています。喜んでもらいやすい仕事だと思うのです。そのチャンスを無駄にしていることが、非常に残念です。

与えられた仕事をこなすだけでなく、その仕事を行う意味や意義をとらえて、貢献につながるところまで自分自身の手で完成させてください。

 

----------

以上は、会社のメンバーとして、最低限共有して欲しい考え方です。

 

この3つを理解した上で、何をやっていくべきか、話し合ってみてください。

 

なお、会社は抽象論では成り立ちません。具体的な行動につながらない議論は優先度を下げたいと思います。

 

僕がもっとも嫌悪するのは、「批評家」であり、もっとも残念なことは、「何もしないこと」です。

 

失敗を恐れないで、動いてみてください。

そうすれば、また新しい景色が見え、次の道が開けます。それを信じて行動してください。