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モノオモイな日々 Lost in Thought

過去の覚書、現在の思い、未来への手がかり

ニーズを捏造する「広告主義」から脱却せよ

wired.jp

今日、2017年1月3日、WIRED日本語版に、若林編集長の強烈なメッセージが掲載された。タイトルにある「『ニーズ』に死を」という言葉。単なるアイキャッチではない。若林さんは、現在のメディアのあり方に、本気で戦いを挑んでいる。少なくとも、僕にはそう思えた。


『ニーズ』なんて言葉は、錬金術にすぎない。


若林さんは、そう言い放つ。

若林さんの言葉に、そう、その通りだ!と直感的に同意した人たちは少なくないだろう。

僕もその一人だ。そして、この刺激的な文章を読みながら、「ニーズ主義」の裏にある「広告主義」について考えていた。


========

ビジネスにおいて、「何事もまず『ニーズ』から」という「信仰」は、けっして新しいものではない。しかし、それが、本来の枠を越えて強く唱えられ始めたのは、バブルが崩壊した1990年代からではないだろうか。高度経済成長を続けてきた経済が頭打ちとなり、その「断末魔」であったバブルがはじけて、それまで「ジャパン・アズ・No.1」と言われるほどに世界の経済の中心に躍り出た日本人は自信を失いつつあった。

そんな中で唱えられ始めたのが、「作り手中心の考えではだめだ」という「真理」だった。「作れば売れる」時代はもう終わったのだ。これからは消費者のニーズをくみ取り、ニーズにあった製品・サービスを提供することが正しいのだーーーーーそんな主張が世の中を席巻し、まるで天空から垂れ下がった蜘蛛の糸のように、誰もが飛びついた。


そのような中で、それまで経済を引っ張ってきた製造業に代わって幅をきかせ始めたのが、メディアと広告代理店だ。


マーケティング」と称する、一見合理的に思えるが、分析しやすい、事実のほんの一部だけを取り上げ、誇張するスキルが崇拝されるようになった。「作り手の勘と経験」なるものは、悪しき旧弊とされた。

そして、広告の役割は、それまでの製品・サービスの知名度を向上させるという補助的なものから、一般大衆の中に新しいニーズを作り上げる、積極的なものへと変わっていった。「ブランディング」や「カスタマーロイヤルティ」などという、耳障りのいい言葉を次々と並べながら。


それ以降、誰もがニーズを作り出すことばかりに目を向け、製品やサービスの品質はないがしろにされ、控えめに言っても、以前に比べると軽視されるようになった。世の中全体が「広告主義」というドグマに陥ったのだ。そして、それは、今でも続いている。


しかし、というか当然というべきか、「広告主義」に陥った日本の経済はバブル崩壊後も低迷を続け、一般大衆の閉塞感は重くなる一方だ。それでも「広告主義」を否定するものはほとんどいなかった。なぜなら、「広告主義」の主導者たちーーーマス・メディア、広告代理店、そしてそれらに資金を提供する大手企業ーーーは、情報を通じて、人々の心を操作できる。たとえ、それが社会全体にとって良いことではないと感づいていても、自分たちに利益にあることであれば、手放すことはない。「ニーズを作り出すことが最重要」というドグマを支持させる、自分たちの利益となるニーズを、彼らは永遠に作り出せるのだ。


世の中の「賢い」人々が、ただニーズを生み出すことだけに奔走する社会から、未来を変えるようなイノベーションが生まれるはずがない。自分たちで創り出した(捏造した)ニーズから、新しい価値は生まれることがないのは明らかだ。


「広告主義」に携わる人々は、さもイノベーションがおきたように「飾りつける」スキルには長けている。しかし、彼らの見識は常に「後追い」であり、「使い捨て」することが彼らの利益を生む。

僕が言うまでもなく、真のイノベーションは「作り手」と呼ばれる人たちーーーーーメーカーや技術者、研究者、芸術家などーーーーーからしか生まれない。(ただ、付け加えるならば、いわゆる第3次産業の中にも「作り手」と呼ぶべき素晴らしい人たちはたくさんいる。どんな分野であれ、新しい価値を創り出そうという「メーカー・マインド」を持っている人たちは「作り手」であり、イノベーションの担い手になる。)



少子高齢化が進む日本で、昨日より良い明日を作ることは、簡単ではない。人口減少が間違いなく進む国で、経済を盛り返すのは、並大抵の努力では無理だろう。しかし、たとえ衰退の道を進もうとも、常によりベターな選択は存在するし、考え続け、行動を起こすことで、やってくる衰退を少しでも遅らせることはできる。


その選択の第一歩は、架空のニーズを生み出すまでに行き過ぎた「広告主義」から脱却することだ。そして、僕たち一人ひとりが、自分自身の知識や経験から産まれてきた自由な発想を大切にし、それを人々と共有し、現実の世の中で具現化していくことだ。それは、誰もが「作り手のマインド」を持つことだと言える。

==========


若林編集長のオピニオン記事には、1日で5000以上もの「いいね」がついた。ネットにアクセスする人が少ない正月休みに、これだけ多くの人が支持したことには、救いを感じる。多くの人が、「ニーズ主義」の胡散臭さに気づいている。

僕たちが今、乗っている船はあまりに巨大で、その方向はすぐには変わらないかもしれない。しかし、今、向かっている方向はおかしいぞ、と気づき始めた乗客は増えている。「作り手」としての意識を持つ人たちが一定数を超え、ほんとうの意味でのニーズが喚起されれば、僕たち一人ひとりの手で、世の中を作り変えられると信じている。

雑感2016年12月

12.01

Came to Chiang Mai Design Week 2016 with the 'Tweeshirt' since one year ago.
チェンマイ・デザインウィーク2016に来てます。今回の出し物は一年ぶりの「Tweeshirt」です。


12.05

勇気ある者が守られる社会に‥

Trevor Timm: How free is our freedom of the press? | TED Talk | TED.com


12.08

「大阪はごちゃごちゃしていて落ち着かない」という先入観を持ってましたが、言われてみれば、阪急梅田駅はとてもスケールの大きな、洗練された場所かもしれない。ずっと前から。
すぐ近くのことは気づかないのだなあ。すみません、大阪。

関東人が阪急梅田駅のホームに降りて驚いた7つのコト | 鉄道新聞


12.11

ちょっとした展示の時、IKEAの商品に助けてもらってます。DIYにもつかえそう。


12.13

異端になるのを恐れないこと。
小さなことも手を抜かないこと。

ボブ・ディラン、ノーベル賞晩餐会で代読されたスピーチ全文 | Bob Dylan | BARKS音楽ニュース


12.14

いったい、このアーティストの頭の中はどうなっているんだろう?人間はすごい!

INSIDER art - There are hidden images in these line drawings. | Facebook


人によって「賢い」という定義は違うように、一口に知性と言ってもいろんな形がある。
AIに任せたほうがいい知性もあれば、人間が担当すべき知性もある。
それを考えるのも知性。

Kevin Kelly: How AI can bring on a second Industrial Revolution | TED Talk | TED.com



12.15

短い熊本出張。空港から市内までの道中、地震の後の町は、所々更地になったり、重機が撤去作業をしていたり、まだ崩れたままだったり。
現地に来てみると、元に戻るまで、まだ時間がかかることが実感できます。



12.16

今週、嬉しかったこと。
ギリギリまで手を入れていたVRコンテンツが、三日間、ほぼトラブルフリーで動いたこと。
そして、十数年振りにお会いした元上司のSさんに、優しい声をかけてもらったこと。
今回の仕事を持って来てくれた前の会社の同期、M氏に感謝です。


12.16

基礎科学と応用科学(工学を含む)って、どんなイメージを持っているでしょうか?
音楽に例えると、基礎科学はクラシック、応用科学はロックやジャズ、といった感じを持っている人も多いのでは?
でも、これって本来の意味からすると、逆じゃないかと思ったんです。
すでにある体系に従って、それを細かく発展させる応用科学の方がむしろクラシックで、まだ科学と呼べないものに科学の体系を与えようとする、開拓者的視点の強い基礎科学の方が、型に縛られないロックやジャズに似ている、と思います。
その意味では、学問と言えるのかどうかわからないようなことをやってる(そして、権威ある学会には研究として認められにくい)工学的な研究の中には、むしろ基礎科学と呼んだ方がいいものもあるんじゃないでしょうか。
そして、理学部に属していても、開拓精神がなく、権威におもねる学問分野は、基礎科学と呼ぶべきではないんじゃないか。
ふと、そんなことを思いました。

みなさん、コメントありがとうございます。
最近、ある場所で「もっと基礎科学に目を向けるように」という主旨のことを言われたのですが、そもそも基礎科学って何?と思ったことが、この投稿の背景にあります。
自分としては、基礎科学・応用科学・工学の区別は意識してしていなくて、ただ、新しい分野を開拓しようとしている研究がおもしろい、と思う傾向があって、それが基礎科学なのだろう、と漠然と思っていたのですが、どうもコメントしてきた人は、基礎科学=伝統的な科学と考えているように感じて、基礎科学ってそういうことなの?と疑問に思ったのです。



12.17

「感性(アート)と論理(ロジック)の関係性は一見、相反するもののようであるが実はとても密接な関係にあるのだ。冒頭紹介したように近年多くのIT企業がデザイン会社を買収している点と無関係ではないだろう。」

人工知能とアートの関係--なぜIT企業がデザイン会社を買うのか(後編) - ZDNet Japan


12.18

自由と愛情と自然。納得。

子供の脳の発達に最も影響するのは「遺伝」でも「早期教育」でもなかった! 各国の専門家が解説 | クーリエ・ジャポン


12.27

数式を図形で理解できた時の快感は何ものにも変えがたいのです。今回も気持ちいい。

折り紙で導出する三角関数の加法定理 - ロボット・IT雑食日記




12.28

今のVRは黎明期のpcと同じ、というたとえ、すごくよくわかる。目の前に広がる荒野を見てワクワクするタイプの人には、今、これほど面白いメデイアはないと思う。

それにしても記事の文章が長い!笑。

でもこれもわかる。VRは体験のメデイアなので、それについて知ろうと思えば自分自身で体験するしかない。自身の体験をテキストで伝えるのが難しいように、VRについて語るのはあまりに難しい。けど、一度体験すればいいところも、不十分なところも、すぐにわかる。
別の言い方をすれば、VRは(テキストや映像といった次元の低いメデイアを介さずに)経験を経験として直接保存、伝達できる、人類史上初めてのメデイアなのだ。

つまり、VRは文字通り次元のちがうメデイアであって、その良さを引き出すには、文字通り次元が変わるような発想の転換が必要ということだろう。

そういうフェーズにあるテクノロジーが一番面白い.と、僕は思う。
さて、この投稿文も、やっぱり長くなってしまいました笑。

濃すぎる経歴のVRエバンジェリストがOculus VR社を退社! GOROman氏が初音ミクと歩き出すVRの未来とは?



12.28

この問題は、さまざまな分野やレベルで、さまざまな取り組みが必要だと思います。
言い換えれば、誰にでも、何かできることがあると思うのです。

十分な治療を受けられていない精神病患者に対してテクノロジーができること | TechCrunch Japan



12.30

やっぱり年末だし、掃除しないと!

‥と、思い腰をあげたのが午後三時ごろ。結局九時過ぎまでかかりました。

でも、片付けると、なんとなく一年を振り返ることができるし、その場所や物にもさらに愛着がわきますね。
その後のアルコールもさらによくなる笑。

A shot after clean up of my office. Thanks this year for everything!



12.31

すごい!人間には、まだまだ気づいてない力がたくさんあるのかも。

Wow! Human may not notice our hidden abilities.
Artificial intelligence may force us explore them and help our next evolution.

www.ted.com

平均値の罠:「シンプソンのパラドックス」

f:id:yasuda0404:20161114083559p:plain

たとえば、ある国の政府がこんな分析結果を公表したとする。

> 年収1000万円以上、年収500万円〜1000万円未満、年収500万円以下、どの階層でも平均所得が上がっている

この分析は正しいと仮定して、これだけでこの国全体の平均所得は上がっている、と結論づけていいのだろうか?


部分の平均がすべて上がっているのだから、それを合わせた全体の平均も当然上がっているはず。そんなの当たり前だ、と直感的には思う。実は、これは神永正博著「直感を裏切る数学」で紹介されている事例。ほんのタイトルから察せられる通り、各層の平均値は上がっていても全体の平均値は下がっていることがありうる、というものだ。本の中にある具体的な例で説明する。


今、国民を、年収500万円を境にして「高所得者」と「低所得者」を分けるとする。そして国民は4人からなり、「高所得者」には年間所得1400万円と600万円の二人が、「低所得者」には300万円と200万円の二人がいるとする。(わかりやすく単純化した説明なので、国民が4人しかいない国なんてありえない、というツッコミはおいておく。)

この時、

高所得者」層の平均所得:(1400+600)÷2 = 1000万円
低所得者」層の平均所得:(300+200)÷2 = 250万円
である。

ここで、不景気になって全員の所得が2割減ったとする。4人の年間所得は1120万円、480万円、240万円、160万円となる。ポイントは、第2位の人が「高所得者」層から「低所得者」層へ移ることだ。所得が減った後の各層の平均所得は、

高所得者」層の平均所得:1120万円
低所得者」層の平均所得:(480+240+160)÷3 = 293.3万円
となる。すなわち、各人の平均所得は2割下がったのに、各層の平均所得は上がっているのだ!


このような「集団全体の性質と、集団を分けた時の性質が異なる」現象は、1951年、イギリスの統計学者、E.H.シンプソンが「分割表における相互作用の解釈」という論文の中で指摘した。このためシンプソンのパラドックスと呼ばれている。


シンプソンのパラドックスは、たとえばテストの平均点、人の体重や健康データなど、属性ごとにわかれた平均値が評価されているあらゆるケースでおきうるものだ。平均値というわかりやすい評価基準であるがゆえに、疑いを持たないことも多いかもしれない。


もしデータの分析が、部分別の平均値しか見ていなければ、すこし注意したほうが良さそうだ。データは景気回復を示しているのに「どうも景気が向上してる実感がない」という時も、もしかしたら…。


(本文章は、以前「サイエンスメディアな日々」に書いたものを転載した)

雑感 2016年11月

11.2

いったい今の世の中の何が変わるべきだと思うのか、と自問しながら世の中を見てみると、違った風景が現れてくる。

http://wired.jp/2016/11/01/iceland-pirate-party/



11.3

「コンセッション・スピーチ(敗者の弁)」というのは、とても大事なものかもしれない。

勝負が決した後は、本音を言うことができるから。

そしてより重要なことは、言葉に出すことによって心は変わる、ということ。それは勝者も敗者も関係ない。

アメリカ大統領選における「敗者のスピーチ」がなぜ民主主義にとって大切なのか|8州14都市からの報告 | クーリエ・ジャポン


11.5

生半可な知識しかない人が、まるで専門家のように言い切るのを見ると、腹が立つ。自分は全部知っているのか?と自問してみるべき。たとえ今の「慣習」でそうなっているとしても、根本的に何が大事なのかをみて、それにあう方向に変えていけばいい。

「長いものにまかれろ」という風潮が、今のつまらない日本を作ってきたと思う。

もちろん、戦う意味のない細かいことまでやれとは言うつもりはないが。

もうひとつは、自分の体を動かさず、頭で考えようとせず、ただ口だ言うだけの人も腹が立つ。自分のやり方と違っていても、自分がやらないならだまっていればいい。

本当にその人のことを思って発言しているのなら、言われた方もそう感じる。ただ独りよがりで生半可な考えを押し付けることは、コミュニケーションでもなんでもない。

サラリーマンになると、とりわけ大きな組織や公的な組織に属している人は、知らず知らずにそうなっていくように思う。



11.6


経済も、テクノロジーも、データサイエンスも、みんな宗教なのだ。

ユヴァル・ハラリが語る「シリコンバレーで生まれる21世紀の宗教」


11.6

近代化、民権、ナショナリズム天皇

日本が植民地にならなかった理由は“西洋の模倣“ではなかった! フランス人歴史家インタビュー | クーリエ・ジャポン


11.7

Accessibility ignites innovation. A true pioneer!

浅川智恵子: 視覚障害者が世界を自由に探索できるようにする新技術 | TED Talk | TED.com



11.8

We are always irrational enough to believe everything should be rational.

パメラ・ロナルド: 実際の遺伝子組換え食料 | TED Talk Subtitles and Transcript | TED.com


ヒラリー・クリントンのコンセッションスピーチ。もっと早く、こういう主張をすればよかったのに。今回の大統領選を史上最低の選挙にしたのは、彼女にも責任がある。

www.buzzfeed.com


11.10

悪魔の代弁者のおかげで、進歩があるのだ。

沈黙の螺旋 - Wikipedia



11.10

この1年あまりの間に起きたことはすべてつながっている。まずは着目すべき出来事を書き留めておこう。

「我々は99%」デモ、ISの巨大化、安保法案改変、自民党の大勝、パナマ問題、オリンピック問題、BREXITアイスランドでの海賊党躍進、電通の過労死問題摘発、博多の道路陥没、TPP法案の採決、トランプ大統領誕生。


11.12

少し前から、データサイエンスが、データありきと仮定していることに不安と疑問を持っていた。今回の大統領選は、その不安が現実であることを示している。

データサイエンスの最大の課題は、データ化されていないデータをどう掘り起こすか、ということ。データサイエンスが生兵法にならないためには、人間の行動や自然の活動をもれなくデータ化することが求められる。

その解は、AIにデータを作らせることではないだろうか。AIに世の中の現象をすべてぶちこんで、抽象化し、保存する。そして、必要な時に必要な形で、分析できるデータを抽出するのだ。

米大統領選予測の失態、データサイエンスに打撃 - WSJ


11.14

資本主義+民主主義の世の中の何が嫌なのか。それは、資本主義が「広告代理店」主義を増長することだ。
社会を動かすのは政治でもメディアでもなく、広告代理店になる。なぜなら、資本主義の社会では、人々にアピールし、人々の賛同を勝ち取り、人々にお金を払わせる組織がもっとも強い力を持つからだ。


11.14

今、世界中で「分断」が進んでいる。「エスタブリッシュメント」とそれ以外の分断だ。そのような「階級社会=格差社会」は過去にもあったし、むしろ過去のほうがひどかったと言うかもしれない。ただ、この50年間、社会は(理想的とは言わないが)平等化と透明化と、そしてSNSなどによる情報共有が進んだことで、「格差」が見えるようになり、格差を受ける者同士が団結できるようになった、ということがある。

一方で、現代のエスタブリッシュメントとして見えているのは一部の、(力を持つものの中でも)比較的力の弱い「エスタブリッシュメント」だけで、その裏でほんとうに権力や財力を持つものは、見えていないのだとも思う。

情報を入手できるようになったがために、その情報に踊らされる危険性も高まっていることを意識しなければならない。


11.17

わかるし、さすが、だと思う。両方ね。

めっちゃ怒られているのがテレビで放送されてしまった



11.17

この10年、つまり起業して以来、ビジネスとクリエイティブのバランスをうまく取っている人は、無条件で尊敬してしまいます。

無借金、100%出資の庵野さんのやり方は、一見無謀だけど、実は本来の仕事の姿なのかと。すべての人が自営業になるのが理想、と考えできた僕ですが、それが普通にできないのはなぜかを考えていけば、新しいビジネスのスタンスが見つかると信じてます。

まあ、庵野さんはレベルが違いすぎるけど笑!

庵野秀明監督が初めて語る経営者としての10年(上)|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン



11.18

多様性のない社会は滅びる。

自閉症的性質が人類進化を牽引した(西川伸一) - 個人 - Yahoo!ニュース


11.18

こういうのって、有効数字の問題だけではなくて、教育全体の意識の問題のように思えてくる。
ツイッターのやり取りを見ていて不安なのは、たとえ正解は9と教えるにしても、先生はなぜ今はそう教えるのがいいかを説明できるのだろうか、その理由に納得しているのだろうか、ということです。
僕はもちろん正解は9.0で、小学生なら9でも正解でいいかな、という意見です。

アイフオンなので細かいニュアンスは書きにくいのですが、花房の言うことはわかるのですが、先生がそう言う考えであえて減点しているのだろうか、と言う疑問なんです。
ただ、投稿した後、自分は工学出身なので工学の考え方のバイアスがかかっていると思いました。
小学生の段階では、これしか正解ではない、と言う教育より、目的やアプローチによって異なる考え方がある、と言うことが教えられないものかなあ。でないと、数学以外の分野に行った人はその後で混乱します。
僕はやはり、どちらも正解、というのを支持したい!



11.19

今、アメリカではSNSへの偽投稿が問題になっていますね。
これは情報のオープン化(オープンデータ)やマスメディアへの不信と深く表裏一体の問題。これをきっかけにより良い社会システムにつながってくれれば。

グーグルやフェイスブックが偽ニュース対策:日経ビジネスオンライン


11.20

社会の中で、違法とは何か。悪と違法の違いは。ーーー 米国で大麻合法化の動き広がる/この国の司法では良心を貫くと挫折する。

会員登録のお願い - 毎日新聞

元裁判官が赤裸々に暴露「この国の司法では良心を貫くと挫折する」(瀬木 比呂志) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)



11.22

確かに津波って、相手が水であるためか、他の災害に比べて甘くみてしまうかも。
昔、川で流されそうになったことがあって、水の流れの中ではまったく体を動かせなかったことを思い出した。底に足が届く川でもそうだったのだから、津波だとまったく抵抗できないだろう。
今回の被害が最小限で済むことを祈ります。

「1メートルの津波」を甘く見てはいけない ネット上で注意を促す声 - ねとらぼ


考えてみれば、電車で本を読むのは久しぶり。
I found I haven't read a book in the train for a pretty long time




11.23

「私たちのようなベンチャー企業は、仕事に追われ、身の回りのことがおろそかになりがちです。そんな時、いい食事が近くにあり、同じような境遇の人たちがまわりにいるのは心強いです。」

食べて、話す。それだけで、しあわせ。いい仕事が自然にできそう。

NYで注目、仕事場の新しいかたち - モードな街角 - 朝日新聞デジタル&w



11.24

クレームの内容はさておき、クレーマー社会は人々を萎縮させ、社会にとって有益な冒険心を萎えさせる。
僕は、プライバシーに関わること以外はすべてのことを白日のもとに晒す方がいいと思う。明らかに不当なクレームであれば、誰かが助太刀してくれるはずだ。(逆にそのクレームに同意する人が多ければ、それも真摯に受け止めればいい)
そうして全体として人々の望む意見に収斂していく。

池上彰がテレビ局の「忖度」の裏に安倍政権の圧力があることを明言!「テレビ局には連日、抗議と“電凸”が」|LITERA/リテラ



11.26

"...more than three-quarters of cognitively able individuals with autism have aptitudes and interests that make them well suited to cybersecurity careers."
「...認知機能が正常な自閉症の人々の4分の3以上は、サイバーセキュリティ分野の仕事への才能や興味をもっている。」
"...The common prejudice is that people with ASD have limited skills and are difficult to work with. To the extent that’s true, it’s a measure of our failure as a society. Almost half of those diagnosed with ASD are of average or above-average intellectual ability. "

Autistic People Can Solve Our Cybersecurity Crisis | WIRED



11.27

これからのコンピューター/AI界隈は「ドッグイヤー」どころか、「マウスイヤー」以上に、進化がさらに加速される。
それは、まるで「シンギュラリティへの道」を舗装し、高速道路に換えていっているよう。

産総研、AI特化のスパコン開発に着手 深層学習で世界一狙う | ビジネス | ニュース速報 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト



11.27

若い時はあらっぽく、現実的ではないけれど、自分の夢や理想を語っていた友人が、年をとるに連れて「現実的」になり、反抗心も薄れていくのを見るのは、いろんな立場を考えればしょうがないと思いながらも、悲しいものだ。「家族がいて何も問題がおきない平凡な毎日が幸せだと気づいたんだ」と真顔で言うのを聴いていると、一般論としてその発言には同意するが、それを年齢の近い友人の口から聴きたくはない気持ちがある。

ただ、そんなことを言う彼も本心ではないのかもしれない。本当は常識にとらわれない冒険をしたい気持ちがあるのに、自分の立場や家族やその他の人たちのことを考えると、「平凡」な選択をするのが一番いい、と自分を納得させるために、そんな発言をしているのではないだろうか。

そんなことを考えてはみるが、彼は本当に「平凡が一番」と考えているのかもしれない。それはもちろん彼の選択であって、僕がとやかく言うものではないことはわかっている。冒険することが幸せかどうかを決めるのは自分であるが、自分の存在している場所は、社会という地図があってはじめて定義できるものだから。ただ、地図のほんの一部でも変えることができたなら、それは社会に、自分の人生の痕跡を残したことになるし、生の証とは、たとえ微々たる変化であっても、社会に何らかの影響を与えることなのだ、と僕は思う。



11.29

今夜はナレッジキャピタルの未来サロンというイベントに出ました。人間中心設計、ウェアラブルの人たちとのコラボイベントですが、彼らの考えにとても共感するところ多し、の夜。



11.30

そうか、高齢になって脳がゆるくなると、創造性や問題解決能力が高まるのか!
高齢になって脳が緩くなってるから、こういう説もすぐ受け入れられるぞ笑!
頑張ろう!

加齢で認知機能がゆるんだ分、創造性は向上しうる:研究結果|WIRED.jp

雑感 2016年10月

10.5

映画「君の名は。」、ヒットしたことだけでなく、ヒットの仕方が素敵だと思います。おくればせながら新海監督の過去の作品も観て、ますます。
これからも(大きなヒットを狙わせようとする周りにかまわず)新海監督らしさを貫いてほしい!

「君の名は。」が「風立ちぬ」超え 大ヒットのワケは:朝日新聞デジタル




10.5

現在のPKOがどんなものなのか、少しわかった気がする。武力組織を派遣するのは、イベントや災害救助にボランティアとして参加するのとは違う。
ボランティアなら仲間のことだけ考えていればいい。人々を助けることに集中すればいい。
一方、武力派遣で考えるべきは、まず敵のことだ。そうでないとやられてしまう。
「敵」が本当に悪いやつなら、叩くしかない。いざという時は殺す、ということだ。その覚悟と許可がないのなら、自衛隊員は玉虫色の政治の被害者でしかない。

南スーダンの自衛隊を憂慮する皆様へ〜誰が彼らを追い詰めたのか?(伊勢崎 賢治) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

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雑感 2016年8月〜9月

8.8
Maker Faire Tokyo、楽しかった!
子供の頃の夏休みのような、作って、見せて、楽しもう!という感覚。「仕事」や「遊び」という言葉では表せない純粋な好奇心。それって、ある種の「快感」ですね。

展示を手伝ってくれた、 桑野 和之 (Kazuyuki Kuwano)さん、 山本 顕弘 (Akihiro Yamamoto)さん、ありがとう!そして来場いただいた方々にも感謝です。(車での東京往復は、少し疲れましたが笑)



8.10
『我々は“富”の定義に知識、自然資源、人間の能力などを加えて、より幅広いものにしなければなりません。そして同時に“富”をより公平にシェアすることを学ばなければなりません。これができれば、社会が一体になることに何の制限もなくなります」』

(0ページ目)ホーキング博士、ついに狂ったようにまくし立てる! 「今すぐ大聖堂を建設せよ」「トランプ支持者は低レベル」




8.11
元町に移って3週間。ポートアイランドの時は、ほぼ一日中オフィスの中にいましたが、ここでは気分転換に外に出てみよう!という気になります。というか、気分転換の誘惑が多すぎる笑。
それぞれ個性ある店に入ると自然に会話が生まれるし、やっぱり、人の営みがある場所って、いいな。
元町、ますます気に入った!



8.12
関西にいた人間として、グリコ森永事件は永遠のミステリー。この小説をきっかけに、あらたな展開がないだろうか、なんて空想してしまう。
ところで『関西の新聞記者というのは、政治や経済のネタでは東京に敵わないぶん、事件取材にすさまじい執念を燃やすんです。』って、関西人の役割を指摘してるなあ。新聞記者に限らず、こっちにいるなら、オフロードでこそ意味がある。中央ばかり向いてる関西人なんて魅力ないような

グリ森事件の「真犯人」を追い続けた作家が辿り着いた、ひとつの「答え」(平井 康章) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)


8.12
今まで、たけしの言葉には何度もハッとさせられてきました。それは彼が人間の先入観や錯覚を、身近な言葉で指摘してくれるから。

ビートたけしが安倍政権の道徳教育を真っ向批判!「道徳を守れないお前らが道徳を語るな」「日本の道徳観は単なる郷愁だ」|LITERA/リテラ




8.16
近頃ますます、世の中は「強く言う者が正しい」という風潮が強まっていると思います。おそらく実感している以上にそうなっているのではないかと。

その背後に、本来自分で考えるべきこと、やるべきことを丸投げしてしまっている個人にも責任があると思います。
そして、市民やジャーナリズムが批判することに対して「批判する」人も増えているように思います。一生懸命やっているのになんで文句言うんだ、って。
それこそ丸投げなんだけど、本人は気づいていません。



8.17
「理想の組織はSMAP」と言っていた時期がある。けっこう本気で言っていた。SMAPは、グループとして第一線で活躍しながら、それぞれのメンバーが違った個性を発揮してやはり第一線で活躍してきた。その組織と個々を両立する姿が、仕事や生き方の理想形に思えたからだ。

最近の「事件」によって、マネージャーという、重要な「もう一人のメンバー」が注目され、表に立つ戦略実行者だけでなく、裏で支え、指揮する戦略立案者も同じくらい重要なんだ、とあらためて認識した。

このように、SMAPの行動から「仕事のやり方・生き方」を学んできた僕としては、グループはなくなっても、これからも「お手本」となる活動を続けてほしい、と心から思う。



8.18
先日参加したMaker Faire Tokyo 2016。神戸に戻った後、参加の記念に、と会場で買ったMaker FaireのTシャツがないことに気が付きました。他のブースを見て回る間にどこかに置き忘れてしまったようです。

MFTは多数の来場者がいたので諦めていたのですが、先日Maker Faire事務局から参加お礼のメールが来たので、返礼を兼ねて、だめもとでTシャツのことを聞いてみました。

そうしたら今日、「ありました」という返信メールが!なんと、うれしいサプライズです。

こうやって、小さな忘れ物が見つかるのもMaker Faireらしい、と素直に感激しています。

Maker Faire、ますます好きになりました。



8.25
A元町に来てから食事にはまったく困らなくなった反面、食事にアルコールが加わることも増え、仕事的にはどうかと思つているが、クリエイティブな先人たちはドラッグとかアルコールがつきものだったようなので、そういうのもプラスになるよう、修養を重ねようと決意しつつ、飲んでいます。
さあ、帰って仕事だ!
brief escape before night work. Cheers



8.27
昨日は、DojoCon Japan 2016に参加させてもらいました。熱気と活気がいっぱいで、とても楽しかったです。
バーチャルドローンの展示では、特に、子どもと一緒に来られた、お母さんの方々に楽しんでもらえたのが良かったです。
(しかし、展示が忙しかったので、他の展示を見たり、写真を取る時間がなかったのが、うれしい後悔。)



8.29
この問題、なんだかモヤモヤしたものを感じてきましたが、本質はこの記事の主旨の通り、今の社会で機会の平等が実現されているのか、ということではないかと思います。

その問題は、女子高生だけでなく、すべての女性や学生、高齢者、転職・起業組、すべてに共通しているのではないだろうか。

「「貧困とは、努力が報われないこと。生まれたときから、機会が平等でないこと。どんな家に生まれても、努力するための基礎がある、スタート地点には平等に立てる社会を目指すために、子どもの平等を社会全体で考えること。いまの日本には、その視点が欠けていると思うのです」

https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/behind-nhk-hinkon?utm_term=.hmyx1oX0d#.jewxpRw6n



8.30
声高に、一方的に、あいつらは敵だ!と誰かが叫ぶ時は、疑ってみたほうがいいと思っています。彼らは、ただ敵を作りたいだけなんじゃないかって。多くの人たちはそれに、だまされているんじゃないかって。

『私たちは報道の真意やプロパガンダというものに対し、もっと敏感で批判的であるべきなのです。』

真実を知るのは簡単なことではないけれど、だからこそ、安易で短絡的な答に同調してはいけない、と自戒しています。
無料では途中までしか読めませんが、読む価値がある記事だと思います。

特集:イスラム危機3.0 | クーリエ・ジャポン



8.31
HTC Viveの3Dお絵かきアプリ、Tilt Brushの画面キャプチャ。

ほんとうに「落書き」みたいに描いたものだけど、逆に、こういう適当さはCGアプリで表現するのは難しいので、新鮮な驚き。
「VRはクリエイション・ツールである」という主張を、体感で理解した気がします。


8.31
「目につくところに積読コーナーを作っておけば、否が応にも目に入ります。そのたびに「自分はこういうことに興味があるのだ」「こういうことを知りたがっている」と深層心理に刻み付けることで、あなたの感覚は研ぎ澄まされ、新鮮なひらめきが生まれてくることでしょう。」
超ポジティブ思考!でも、勇気づけられる(^^);

"積ん読" は読書家の証!? 東大教授に学ぶ、"積ん読" ほんとうの価値。 | Study Hacker



9.1
ポケモンGOは特殊なケースだとしても、日本は、組織側から見れば、個人に対して過保護すぎ、個人側から見れば、組織に身を委ねすぎだと思う。
いつまでたっても、子ども扱い。だからいつまでたっても、誰かがやってくれる、自分の責任じゃない、悪いのは『親』だ、などと考えている。

組織が、クレームを恐れて守るためにやっていることが、逆にクレーマーを増やしているように思えて仕方がない。

ポケモンGO禁止令で考える日本企業に優秀者が来ない理由 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)



9.2
石破氏は、政治家の中では、自他共に認める安全保障の専門家。こういう人がもっと発言してほしい。そうすれば国民の理解は深まるだろう。結果ありきの議論じゃなく。

なお、発言に、自衛隊=軍隊という暗黙の前提があるのは気になりますが。

石破氏「シン・ゴジラは全然、リアルじゃない」:日経ビジネスオンライン



9.5
亡くなって初めて、その言葉に耳を向ける自分が情けない。
戦争を体験した人々の言葉は、後世の人々にとつて貴重な財産。それを無視する人間がいるのなら、いったい何を恐れているのか。

永六輔さん追悼報道について、ピーコさんが指摘した気になるメディアの現実(篠田博之) - 個人 - Yahoo!ニュース




9.12
この記事、自分の体験と重なるところも多く、その背景が少しわかった気がする。
僕が米国に滞在していた時は、仕事でもプライベートでも、"I'm sorry..."という言葉を聞くことはほとんど無かったように思う。

代わりに、職場では、たとえば、約束が守れなかったり、不測の事態が起きた時は、相手から"My apologies." という表現を聴くことが多かった。(もちろん、相手が自分の非を認める場合には、だけど)

そのapologyが、「「大義や信義を守るために徹底的に弁明する」が原義」とは知らなかった。相手も、そういう感覚で使ってたのかな。
欧米(僕が知っているのは米国だけだが)では、「この問題の再発を防ぐために、我々はどうしたらよいのでしょうか?」と、まるで当事者と一緒に幽体離脱するような感じで話しかける必要がある。」、という記事の主張は、体験を思い出しながら、妙に納得。
要するに、おきてしまったことの責任者を明らかにする(つまり、謝罪)より、おきてしまった問題の解決策を探る(すなわち、提言)ことが、彼らにとっての「反省」なのだ。そうとわかると、彼らが、日本人的に謝らなくても、そんなにストレスにはならなかった。
一方、最近、日本でも謝らないヒトが多くなった気がするのだが、背景に思想がないし、問題解決を探ろうということでもないので、自国の方がはるかにストレスが溜まる。

と書きながら、実はそんな理性的な分析は後付であって、日本人同士だと、まず誤れよ!と反射的に思ってしまう。。。というのは、日本人として、どうにも変えられないようだ。

反省の色は何色?|スティーブ・モリヤマ ここがおかしい「ニッポン神話」 | クーリエ・ジャポン




9.13
いわゆる、暗号通貨の話。

暗号通貨にかぎらず、現代のイノベーションに共通するキーワードは、「民主化」だろう。
民主化」は、既得権益を持つ組織にとっては、手に入れた楽園を壊されることを意味するから、彼らは表向きはイノベーションを歓迎しながらも、本音では「ニューウェーブ」の到来を極力抑えようとする。

イノベーションを阻害する最大の要因は、技術力でも資金でもなく、既得権益の抵抗だ。

もし国がイノベーションを本気で興そうと思うなら、まず、市民に機会と力を与えることだ。権力をもっていない人々は変化に対する障壁がないし、変革へのモチベーションも強い。自由な発想や行動を抑えこむ、不自然な「外圧」に囚われることもない。

そんな「民主化」ができる国とできない国の間に、10年後、大きな差がつくと思う。

Neha Narula: The future of money | TED Talk | TED.com

    • -

技術力も資金もあるが民主的でない、既得権益の塊の共産党が指導する中国では、イノベーションは起きないと思われますか?

    • -

◯◯先生、それについては2つ意見があります。

ひとつは、もちろん「国威発揚」的なイノベーションは国主導でやったほうが、集中的な投資ができて効率的だと思いますが(例えば宇宙開発やスパコン開発)、グローバルな社会実装にまでつながるもの、すなわち世界の大半に影響を与えるレベルのイノベーションについていえば、一国主導で生まれたものが世界のスタンダードになるのは難しいと思います。

これからのイノベーションは良くも悪くも、瞬時にグローバルに展開されるでしょうし、これからはグローバル市場でなければイノベーションにならない、とすれば、国家主導のイノベーションというのは、実装段階で壁にぶつかると思います。

もう一点は、中国の国民レベルでいえば、共産党に支配されて動いているというより、自分の利益中心で動いているのではないか、ということです。これは自分の経験の範囲内のことでしかありませんが、彼らから「国のためにやっている」みたいなことを聞いたことはほとんどありません。しくみとして国家の支配が強いとしても、常に「抜け道」を見つけ、自分が得するように、個人の意志で、よく言えば、個人としてクレバーに活動しているように思います。日本のように、国が決めたから従う、という発想は弱いように思います。

つまり、逆説的な意見に聞こえるかもしれませんが、現状、日本人より、中国人の方が個人のパワーを発揮できていて、個人のマインドとしては「民主化」しているようにも思うのです。



9.15
「善悪や正邪とは別に、『本音』と『建前』という座標軸が現れた時、無条件に『本音』を神聖視する考え方が力を持」ち、「『露悪的な人間ほど信用できる』という倒錯が生じ」ています。
「感動」するわたしたち──『24時間テレビ』と「感動ポルノ」批判をめぐって / 前田拓也 / 社会学 | SYNODOS -シノドス-



9.16
お金とは信用である、というのはなるほどと思いました。
付け加えるならば、大事なのはストックではなく、フローだと考えます。いくら溜まったかではなく、どれくらいアクティブに動いているかではないかと。



9.16
脳神経科学的には、人間は歳を取るほど楽観的になるのだそうだ。一方で、社会的には、歳を取るほど責任やプライドが大きくなって「いい加減な」行動は取りにくくなる。

その相反は仕方がない部分もあるけど、特にこの国の場合は、後者に縛られすぎている人が多いのかもしれない。
もうすこし、「はちゃめちゃ」な大人がいてもいいよね。

堀江貴文はなぜ、本音だけの強い生き方ができるのか 『本音で生きる──一秒も後悔しない強い生き方』|要約の達人 from flier|ダイヤモンド・オンライン




9.18
結果論じゃない。過去の様々なテクノロジーの発展を知っていれば予見できたこと。聡明な人々にはわかっていたはず。
それでも、実行できない日本の構造。
http://business.newsln.jp/news/201608272133020000.html



9.20
javascriptの'&&', '||'とは何か?、についての、「目からうろこ」。
「【expr1 && expr2】
・expr1 を false と見ることができる場合は、expr1 を返します。
・そうでない場合は、expr2 を返します。」
「【expr1 || expr2】
・expr1 を true と見ることができる場合は、expr1 を返します。
・そうでない場合は、expr2 を返します。」
最初、何言ってるのかわからなかったけど、たしかに、こう定義すると、expr1/expr2が真偽値の場合、見慣れたANDとORになるわ!
javascriptの&&, || って、深いものだったのね。
堀江貴文はなぜ、本音だけの強い生き方ができるのか 『本音で生きる──一秒も後悔しない強い生き方』|要約の達人 from flier|ダイヤモンド・オンライン



9.25
共感するところが多いオピニオン記事でした。
アートフェスにかぎらず、一般のイベントでも、行政プロジェクトでも、地方は、中央や海外から有名な人を呼んでくることに目を向けすぎではないか。しばしば、そんなふうに思ってきました。
なぜなら、そこから地元民が受け取るメッセージは、「私たちは遅れている地方なのだから、進んでいる中央に教えてもらう必要がある」、あるいは、「この地方の人たちはリテラシーがないから、誰でも知っている人を呼んでいるのだ」、というものだからです。
この記事にかかれている通り、「中央から有名人を呼んでくるイベント」は、中央ー地方の主従関係、ヒエラルキーを強め、その地方の、まだ見出されていない役割や可能性を破壊するものになっているかもしれません。
そして、敏感で能力のある人たちは、そのヒエラルキーの上に行くには、やはり中央に行かなければだめだ、と感じるでしょう。
皮肉なことですが、「地域おこし」のために行ったイベントが、「地域衰退」を早めていることになっていないでしょうか。

アートと地方の危険な関係〜「アートフェス」はいつまで続くのか?(貞包 英之) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)




9.26
こういう風景を見た他の国がどう思うか、なんて考えもしないのだろう。
この人たちが自衛隊スクランブル発進を増やしているんじゃないの、と僕は思うけど。

自民、演説中に立ち上がり拍手=野党「異様な光景」と批判-所信表明:時事ドットコム



9.27
北方領土憲法改正に利用されようとしていることは、最近の動きからも感じられる。
政策をセットでしか選択できない「定食政治」的思考から抜け出すことが大事。国民として、憲法改正は他のことと引き換えに考える問題ではない、と肝に銘じておこう。

「だから私はTBSを退社し、この一冊を著した」~永田町を震撼させたエース記者の回想(平井 康章) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)



9.29
先日観た映画「聲の形」。全編を通じて「ぽつぽつ」とした感じで聴こえてくる、心に浮かんだ曲をそのまま書き留めたような、控えめだけど存在感のある音楽が印象的だった。
その音楽を作った牛尾憲輔ってどんな人だろうと思っていたら、いつもiPhoneに入れて聴いているagraph、その人だった。
http://natalie.mu/music/news/195532


9.30
人間の能力の中で、もっとも大事な能力を言葉で表すなら、それは感受性ではないかと思う。

頭の良さとか、優しさとか、コミュニケーション能力とか、実行力とか、そういういろんな能力の礎じゃないだろうか。感受性って。

http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-13323.html

抽象的・主観的な誘導に騙されてはいけない

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ここ数年(今の政権になってから)、同じ「事実」を見ているにもかかわらず、こうも正反対の結論をだせるものなのか!?と驚嘆し続けてきました。屁理屈とか詭弁、といったレベルではなく、まったく異なる、文化、時代の人同士が通訳無しで話しているような錯覚さえしてくるほどです(錯覚じゃないのかもしれませんが)。「異種格闘技戦」でも、最低限、同じ土俵で戦うためのルールはあります(「猪木vsアリ」は例外)。

こういう状況ではそもそも議論など成立しませんので、いちいち「暖簾に腕押し」的な不毛な反論をするのはあきらめました。まったく正反対の結論があっても、それはそれでいったん受け入れて(あるいは無視して)、自分の意見を主張するのに時間を費やしたほうがまだましだと考えたのです。

しかし、中には見逃してはおけない「主張」もあります。それは、内容が偏っているものというより、一見、具体論・客観性を装っているが、実は抽象論・主観の押し付けになっているものです。論理的な意見に見せかけながら、実は人間の感情的な弱点を利用して狡猾に誘導するタイプです。こういう「意見」は、伝染性があり、他の人への影響が大きいので、許すわけには行きません。


たとえばこれです↓。

www.landerblue.co.jp



この筆者の意見を僕なりにまとめると、「美術系・芸術系の人の意見は、いつも抽象的・理想論である。このため、現安保法制反対派(そもそも「そっち方面」などという、非常に抽象的で侮蔑的な趣きのある書き方をしておられますが)になるのだ。具体的・現実的に考える人なら、現在の安保法制に賛成するはずだ」というものです。

あまりにひどい!

これは、あきらかに根拠のない誘導です。しかも、「理想的・抽象論 vs 現実的・ 具体論」という、人間のプライドに関わる感情に訴えているところが、狡猾です。

しかも、この記事を読むと、けっして美術系・芸術系の人たちだけを言っているのではなく、「現安保法正反対派は、抽象的・理想論である」という逆の命題が、それとなく伝わるような書き方をしているところが、さらに狡猾です。



百歩譲って、安保法制賛成派が「具体的で現実的」であるなら、次の質問に、具体的に回答して欲しいと思います。

・現在の安全保障上の「仮想敵国」、すなわち、日本に攻撃を加える可能性のある「敵」はどこの国・組織なのか
・どの部分を「集団的自衛権」をつかって米国に守ってもらうのか。
・どのような法整備、あるいは、同盟国との条約締結が必要なのか
・米国の合意はどこまで得られているのか
・守ってもらう条件として、日本は米国にどんな貢献をするのか
自衛隊にはどのようなリソースー装備・人員がいるのか
・そのリソースは現在の自衛隊で十分なのか。
・不足するとすれば、拡充するための費用はどれくらいいるのか。
・その費用は、どの財源からまかなうのか
・そもそも、先日おきたような、海外での一般市民へのテロ行為といった危険は、憲法改正や安保法制で防止できるのか?



まだまだ質問したいことはありますが、「具体的・現実的」とは、これらのことについて、少なくとも自分の案をもっているということでしょう。

そういうことも考えず、「憲法を書き換えて、集団的自衛権と緊急事態条項を運用すれば、国家・国民は安全になる」などと言うのは、これこそ究極の抽象論です。



そもそも、戦後70年は現在の憲法・政治システムでやってきたわけですから、現在の憲法と昨年夏以前の安保体制の方がデフォルト、すなわち「現実」です。現実にあるシステムを変えようというなら、明確な根拠が必要です。

「取り巻く環境が変わった」などという、これまた抽象的・感覚的な根拠(にはなっていませんが)で思考停止にしておいて、後は一般大衆の感情を操作して誘導、などという、某広告代理店の手法のまねはやめてください。

まずは、安保法制の前提となっている「取り巻く環境」の具体的・客観的な証拠を述べること。議論はそこがスタート点です。その前提もないのに「現実的・具体論」とは言えないでしょう(先に言っておくけど、もし「北朝鮮がミサイルを発射した」ことが取り巻く環境の変化というなら、ミサイルを止めるのに、集団的自衛権や緊急事態条項をどのように適用すればいいのかを述べてね。)


以上のようなことにいっさい触れていないこの記事が、「現安保法制賛成派のほうが現実的・具体的」と述べるのは、あまりに暴論です。

この人の記事のほうがよほど抽象論であり、この人こそ「そっち方面」と呼ばれるにふさわしいと思います。